長田電機工業(オサダ)の入社1年目社員の皆さんに、オサダで経験を積んできた先輩社員に対して、今、新入社員が知りたい素直な質問をぶつけてもらいました。オサダを選んだ理由から、経験談・失敗談、オサダで働く醍醐味、突き当たった壁、1年目社員へのアドバイス、将来の夢など、いずれも新入社員にとって興味の尽きない内容。オサダの先輩社員たちは何を考えて、どう難問を解決してきたのか。楽しく働くためのヒントや、オサダという会社を知るための情報がこの対談には溢れています。オサダを目指す皆さんは、ぜひご一読ください。
先輩社員が語るオサダの魅力
——新入社員が聞き出した先輩の本音とは
座談会メンバー
答える先輩社員
先輩A
マーケティング本部(スタッフ)
2018年入社
先輩B
研究開発本部
2013年入社
先輩C
東京第1営業所
2016年入社
聞く新入社員
新人a
研究開発本部
2021年入社
新人b
マーケティング本部(スタッフ)
2021年入社
社員の考え方に共感してオサダへ
新人b
最初にうかがいたいのですが、先輩たちはなぜオサダを選んだのですか? わたしがオサダを選んだのは、お客様の声を常に聞き、その声を反映させたお客様目線の考え方や商品が好きだからです。Cさんはいかがですか?
先輩C
僕にはもともと、仕事で多くの人と関わりたいという気持ちがありました。就活のときにたまたま歯医者さんに通っていて、そこでオサダのことを知り、歯科分野に興味を持ちました。面接を受けたところ、オサダの社員には「誰かと関わりたい」「誰かのために何かをしたい」という“人と関わりたい気持ち”が強くあることを知り、それに共感を覚え、オサダに入社しました。
新人a
共感は大切ですよね。研究開発の道を選んだBさんやスタッフ職のAさんにはどのようなキッカケがあったのでしょうか?
先輩B
わたしがオサダを選んだ理由は2つあります。まず、わたしの専攻だった機械工学の知識を活かせるメーカーであること、そのなかでも商品企画から生産、販売まで一貫して行っているメーカーを選びたいという条件がありました。次に、「仕事をするならわかりやすく人の役に立てる仕事を」ということで、医療機器がそれに該当すると考えました。そうした条件で会社を探すなかで、オサダを見つけました。実際に訪問したところ、接してくれた人たちがみな良い人ばかりだったので、最終的にオサダに決めました。
先輩A
わたしは、オサダ社員の自然な姿がすごく印象に残ったことがキッカケになりました。オサダでは人事の人も含め、多くの社員の方々が「就活生なの? 面接、頑張ってね!」という親しみやすい態度で接してきてくれました。そこで、「ここしか考えられない」と思い入社しました。
お客様の声が励みになる
新人a
それでは、入社してから何か印象に残った出来事はありましたか? 成長を感じた出来事や、失敗から学んだものなど、先輩方の経験をおうかがいしたいです。
先輩C
入社して1年目のころは、営業として「ただ提案すれば良い」という気持ちがありました。オサダの製品ならば、提案したものは買ってもらえるだろうと思っていたのです。でも、そういう気持ちでしばらく営業をしていたら、あるとき買ってもらえない時期が続き、「どうしたら買ってもらえるんだろう」と悩みました。そこで、歯科医師のお客様のニーズや医院経営のコンセプトについて学びました。2年目には、お客様のニーズとコンセプトに合った商品提案の実践を徹底しました。そうしたところ、お客様から多くの引き合いをいただくようになり、自分でも成長を感じ、あわせて営業の楽しみも知ることができました。
新人a
売り方を変えてからお客様の反応は変わりましたか? もしそうなら、どんなふうに変わったのでしょうか?
先輩C
ニーズに即した商品をお届けできるようになったので、お客様からは「診療の幅が広がった」と言っていただけました。そこから、お客様からお声掛けいただけるようになり、信頼関係を築けたのは大きい進歩でした。そうなると次の商品に話がつながっていきます。先生のご友人の先生がたにもご紹介してもらい、さらにほかの商品を販売できるという良いきっかけにもなりました。
新人b
それはとても勉強になるお話ですね。研究開発の立場だと営業とは異なり、なかなかお客様と話す機会がないのではないかと想像していますが、Bさんはどのようなことが印象に残っていますか?
先輩B
それがそうでもないんです。わたしたち研究開発の人間も、お客様と触れ合う機会がオサダでは多くあります。たとえば、研究開発本部に入って初めて商品を作り、出来上がったユニットをお客様に買っていただき、設置も自分でしました。そのお客様から、「良いユニットが買えて良かった」と直接言ってもらえたときに「やってよかった」「成長できた」と思いました。商品を作り上げるまでは、いろいろ失敗だらけで、上の人たちからは何度も叱られましたが、お客様の声を聞かせてもらった瞬間は、本当に報われたというか、やっていて良かったという実感がありました。
新人a
同じ研究開発職の後輩として、とても参考になります。Aさんはいかがですか?
先輩A
わたしはもともと、広報の仕事を任されていたのですが、この仕事を通じてもっとこうしたい!という自分のやりたいことに気づきました。人事や上司、そして社長との面談の機会も活用して、自分の希望を聞いてもらえました。入社して1~2年目の社員が言った言葉をちゃんと聞いてくれ、その結果、挑戦させてもらえたことには、正直、自分でもびっくりしています。自分が希望して挑戦した仕事にはやりがいがたくさんあり、とても成長している実感があります。
こんなに楽しくていいのかな?
新人b
わたしたちがいま一番興味のある質問ですが、先輩方がオサダで働く醍醐味や魅力について教えてもらえますか?
先輩C
営業としての魅力は、ほかのメーカーと違い、直接お客様である先生のところにうかがい、先生のお話を聞けるところじゃないでしょうか。「お客様に一番近いメーカー」と言っていいかもしれません。
先輩B
開発で言うと、若手でも商品開発全体の裁量をもらえるというところです。もちろん、お客様のニーズが第一なので、自分が思ったとおりに行かないときもあるけど、基本的に自分で仕様を決めて、自分で商品を作るということは、ほかのメーカーではなかなかできないことではないかと思います。
新人a
自分の意見が取り入れられて商品を作ることができるのはとても魅力ですね。ほかの会社だと、商品の一部を担当するというケースがほとんどみたいですから。スタッフ部門のAさんはどんな魅力をオサダに感じましたか?
先輩A
頑張った分だけ評価されることです。単純な話ですけれど、頑張れば頑張った分だけ評価されるから、自分でもより一層頑張るし、また仕事に主体的にもなれます。また、人に言われて何かをするのではなく、自分でやりたいと思えば仕事を任せてもらえます。自発的に任せてもらった仕事だから、それについて一生懸命調べたり、ありとあらゆる手段を講じたりします。そうすると、「こんなに楽しくていいのかな?」と思ってしまうくらい仕事が楽しくなります!
勉強して壁を乗り越える
新人a
楽しい一方で、壁にぶつかることもあったと思いますが、先輩方はその壁をどう乗り越えたのでしょうか?
先輩C
僕はただひたすら、乗り越えるために勉強をしました。基礎を固めないと応用ってできないじゃないですか。基礎を固めて、知識を自分のなかに刻み込み、吸収する。そうして再びお客様に向かってチャレンジする。それも、1回きりのチャレンジじゃなくて、何度でも成功するまでチャレンジする。勉強するということが、壁を乗り越えるためのポイントだと思います。
先輩B
モノを作っていると、毎日、なんらかの壁にぶつかります。コストのことも考えて上で、お客様に望まれている仕様のものを作っていくのはとても大変なこと。そのために、とにかくトライアル&エラーをたくさんやります。この繰り返しで、壁を少しずつ壊していきます。そして乗り越えた先に、新しい知識と技術が身につきます。
新人b
特に入社1年目は何が大変でしたか?
先輩A
1年目は、わたしだけがいつも、同期と比較して仕事が遅れていると感じていました。当時は、「自分が一番仕事ができない」という焦りばかり。でも、オサダはそんなわたしにもしっかり向き合い、指導してもらえました。これがオサダの良さだと今でも思っています。
先輩B
わたしが1年目に大変だったのは、さきほど言ったトライアル&エラーの方法を模索したことでした。試験のやり方を変えようにも、知識も経験も無いから取捨選択ができません。コストが上がってもその仕様を載せるべきかどうかなど、自分ひとりでは判断がつかないのです。しかし、それをなんとか乗り越えた先に、知識と経験が合わさって選択できる力がつきました。
ゴールを常に意識すれば迷わない
新人a
私たち1年目の社員へ「1年目にはこうした方が良い」というアドバイスをいただけますか?
先輩B
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と先輩方からよく聞くのですが、それは本当だと思います。なんでも経験と思い、やりたくない仕事もなるべくやるようにする。わたしは1年目に自分が希望していない部署に配属され、やっている内容が思っていたことと全然違ったので、最初は「あれ……?」と思いました。しかし今考えれば、その仕事がわかっていなかったら、今の仕事や成果につながっていなかったと思います。
先輩A
1年目のときには、目の前にあることを一生懸命やるとか、結果だけを出せばいいとかしか考えていませんでした。ところがあるとき、突然、視界が良好になりました。何があったのかと言うと、ゴールというものをすごく意識するようになったのです。そこから、ゴールを先に決め、そこに向かって行動するようになりました。ゴールを常に意識すると、迷わなくなります。1年目にそういう考え方を持っていたら、すごく仕事がしやすかっただろうなと今は思います。
先輩C
自分もAさん、Bさんに同感です。それに加えて、先輩社員の行動から学ぶことも大事だと思います。これは、1年目だけのことではありませんが。僕は身近にいた営業のトッププレーヤーの仕事を見て、「こういうことをすればお客様から信頼される」ということを学び、その行動を真似してきました。すごいと思う人を真似る、これも大事だと思います。
独自の目線を持ち自分で考えられる人に
新人b
最後の質問になりますが、先輩方の将来の目標を教えてもらえますか?
先輩C
営業としてトッププレーヤーであり続けるのが目標です。また、次世代の部下を育てていくことも目標にあります。
先輩B
開発する人間として、独自の目線を持つことが大事だと思っています。人と同じことをしていても良い商品は作れません。ネットにあふれている情報などに対しても「本当にそうか?」と常に自分で考えられる人間になりたい。もし少数派になってしまったときでも戦えるような知識と力を身につけ、さまざまな決断をしていく。仕事でも普段の生活でも、そういうふうになれれば良いと思っています。
先輩A
大きな目標としては、今すごく憧れている女性社長がいて、考え方から何から、すべてその人みたいになりたいという希望があります。その人は“価値提供”ということを大事にしていて、わたしのなかでその価値提供とは、お客様に限らず、社内の人にも何か得るものがあってほしいということなんです。身近な目標としては、今のオサダのマーケティングをより良くし、さらに会社全体の施策にかかわっていきたいと思っています。
新人b
今日はいろいろと役に立つお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
新人a
今日はいろいろと役に立つお話を聞かせていただき、ありがとうございました。